まさに社会問題となった認知症について、医学的な分類に従ってしっかりと整理し、予防及び対応を考えていけたらと思います。
認知症とは・・一旦は正常に達した認知機能が持続的に低下し、複数の認知障害により社会生活に支障をきたすようになった状態。
もう少し具体的に認知症を整理します。
認知症の診断方法としては、年齢、生年月日、当日の日付(年月日・曜日)、季節、前日の夕食、子供の数、付き添い者の名前などを尋ねます。これらの答えが分からない、または間違える場合は、認知症である可能性が高いと言えます。
一口に認知症と言っても、脳のどの部分に機能低下が見られるのか、その原因、症状の現れ方によって、以下のように分類されます。
1~3は三大認知症と言われています。それぞれのタイプについて具体的に解説していきます。
今回は、女性に多いと言われるアルツハイマー型認知症について、一般的見解を解説します。脳の障害により、聞こえてくる音を脳でうまく処理できなくなるため、理解力が低下します。
記憶障害の代表的行動としては、
などです。
初期の頃から言葉が出にくくなり、「あれ、これ」という指示語が多くなります。
感情・意欲面及びパーソナリティの変化としては、
などです。
アルツハイマー型認知症については、認知症の代表的疾患であるので、次回も引き続き考察していきます。
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