朝起きたときの寝違いによる首の痛み、肩や背中に張りがある場合、頚椎を支える首の筋肉が硬直していることが多いのですが、首の可動性を制限する要因には、肩や背中にある肋骨が深く関係しています。
正確には、肋骨と脊椎をつなぐ肋椎関節の捻挫が、上記の症状を誘発することが多いようです。
この関節は、肩や背中が凝っているとき、押すと痛気持ちいい場所にあることが多いので、探しやすいでしょう。
では、自分で関節の動きを付けてみましょう。
凝っている・痛いと感じる側の首の付け根から指3本目あたりの底に、1番目の肋椎関節があるので、少し強めに指で押したまま、反対の手を前から上に真っ直ぐ上げていきます。この動作を3回行ないます。
矯正後、首を前後又は横に動かす動作が楽になります。この要領で、押さえる位置を1センチ位ずつ下に移動して、各肋椎関節に動きを付けていきます。
反対側も行なって構いません。
重い・凝っていると感じる場所を積極的に行なって下さい。
【参照】
肋骨(ろっこつ)
肋椎関節(ろくついかんせつ)
脊椎(せきつい)
頚椎(けいつい)
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