重い機材を運んだり鞄を肩にかける時に同じ側を使ったり、横向きに寝る時に同じ側を下にしていると、身体のバランスが偏りがちです。その結果、片方の肩がより前方にかぶさるように歪むことになり、肩から背中にかけての筋肉が突っ張ったり肩の関節が詰まり、腕の痛みや痺れ、挙げ難いなどの症状を伴うことがあります。これは肩というより、胸の筋肉が縮んでいることにより起こる現象です。
上半身の前後のバランスを整え、首や肩の違和感を改善させましょう。
まず、どちらの肩が前方に出ているかをチェックします。仰向けになり目線を肩に向け、より上がっている方を見つけます。また、一人が座ってもう一人後方に立ち、頭の真上から眺めると、前方に出ている肩を見つけやすいです。
次に、前方に出ている肩を壁や柱側にして立ちます。腕と肘を90度に曲げて掌を壁につけ、90度をキープしたまま少しずつ身体を壁から反対側に向けていきます。やがて胸の筋肉が突っ張る感じがしてきたら、効いている証拠です。ストレッチなので、30秒以上は続けてください。
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