昨年に続き、未曽有の水害により沢山の犠牲者が出ました。特徴的なことはハザードマップによる警鐘は当てにならなかった事ではないでしょうか。千葉県長柄町では浸水想定域に含まれていませんでしたが、クルマは浸水してしまいドライバーは亡くなられています。一方、江戸川区の様にハザードマップは赤一色ですが、放水路や調整池を積極的に建設し、今回は治水機能が大活躍したようでした。
国土交通省も4年前に、おおむね50年から100年に1度の降水量から1000年に1度の降水量を想定して見直すよう水防法を改正しました。
国民全員が考えを新たにしていただきたいのですが「高台に暮らしているから安全では」と考えることは間違いです。箱根町の様に高台でも、48時間に1,000ミリの雨が降れば、下水機能はキャパを超え、マンホールは壊滅的になりました。
風に被害と、雨の被害、比較できるものではありませんが、罹災後の辛さを考えると雨の被害は復旧に時間が掛かります。水害で一面泥だらけなのに水道も下水も使用できない状態を強いられます。震災後のインフラ停止と同じ現象ですね。
大切にしたいことは、住み慣れた土地で暮らし続けるためにも、家族で良く話し合い
赤道から北側の太平洋、海水温は異常に上がっています。黒潮の蛇行も異常なコースで漁獲量にも影響しています。今回のような大型台風は、必ず来年も日本列島を襲ってくるでしょう。もう50年に一度ではなく、毎年来ると考え直し、備えていただきたいです。
私は今年、南房総に3回、福島に1回、罹災後すぐに仕事上訪問しましたが、言葉では表現しきれない惨状がありました。当時は暑さが大変でしたが、秋が無くいきなり冬の寒さがやってきました。罹災された方々が、少しでも復旧に近づけますように願っております。
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