“原因不明”や“Oリングの劣化”では、保険の対象になりませんが、保険対象になる水没事故のなかでも最も多いケースが下記の5つ。カメラダメージも痛いですが、折角の被写体を残すことができなくなっては、悲しすぎます。準備を怠らず、ダイビング終了後も最後まで油断しないことが大切ではないでしょうか。
■1.岩にぶつけて
■2.シンクロコード
■3.桶
■4.ストラップ
■6.水道の蛇口で
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■1.岩にぶつけて水没
1)水中で移動する時は、カメラを抱えて泳ぐ。
2)レンズなどには、ドアノブカバーなどで保護。
3)水中移動時は腹巻き(のようなもの)の中にしまう。
■2.シンクロコード
1)シンクロコードのOリングメンテの不備も目立ちます。ねじれてのセッティングには気を付けましょう。劣化は対象外です。
2)岩やアンカーロープなどに、強く引っかけてしまうケースも。
3)エントリー時に無理をしないこと。
カメラを持ったままのジャイアントストライドは止めましょう。
■3.桶に入れっぱなしにしておいたら、何かがぶつかったらしく水没した。
1)ビーチでの塩抜きは3分で充分。
2)入れっぱなしで桶から離れるのは危険。他の誰かに重ねて入れられても文句は言えません。自宅や宿へ戻ってから、一人っきりで桶に漬けて上げてください。
3)塩抜きをする時は、カメラをハウジングから出して桶に入れる。
■4.“カメラのストラップ”が挟まって水没した
1)陸上で使用するときには、カメラのストラップは便利ですが、水中ケースにセッティングするときは、ハズしましょう。蓋は閉まるのですが、元々ストラップ付きでは設計されていませんので水没する可能性があります。
■5.水道の蛇口で
1)自宅の水道で洗っていて水没させるケースも多いです。
水中ケースのOリングは水中で気圧がかかって押しつぶされ、初めて満足な密閉性が発揮されます。1気圧の状態で2気圧の水道水を直撃されるとOリングも完璧な役は果たせず水没してしまいます。
2)やはり、カメラを抜いて洗えば問題は少なくなります。
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