保険の基礎知識。保険の誤解を解きたい“誤解の解凍”。保険に対するよくある疑問にお答えします

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保険会社って、いざとなったら支払いがシブイ Vol.06

■今月のご挨拶

18日、獅子座流星群を観測された方も多いのではないでしょうか。
きっと空気のきれいなリゾートにて、すてきな方と・・・・。
え~と、見過ごした方へは、
http://www.onyx.dti.ne.jp/~naniwada/

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★誤解の解凍Vol.6(保険に対するよくある誤解)

■お客様の誤解
「保険会社って、いざとなったら支払いがシブイ!」 第2回最終回

前回は「保険金額・保険料・保険金」の定義と「価格協定額~減価償却~賠償金」の違いを説明致しました。

今回は“保険金”の支払い3種類について、詳しく説明致します。

先月は、以下のように書きました。

“保険金”の支払いには3種類あり、
1.価格協定額に則した支払い→高い
2.減価償却を架した支払い→中
3.賠償金としての支払い→低い
そして全損の場合上記1.が一番高く、2~3.は順に下がっていきます。

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1.価格協定額に則した支払い→高い
・主に火災保険の考え方から始まっています。
保険の中でも火災保険だけは特殊で*再調達価格*(もう一度建て直す価格)で申し込むことが出来ます。よく考えて頂くとお判りになると思いますが、自動車の保険でも3年乗った車を新車の価格で保険申込みすることは不可能ですよね。例えば、築30年の建物に減価償却を架してしまうと300万にしかならない。

これでは、依然と同等の生活が営めません。そこで、火災保険では*再調達価格*という制度を設けています。
要するに、古い家でも罹災したときには現時代の建築技術で同等(大きさやレベル)の家を建て直し出来るよう、配慮された保険なのです。
よって、自動車やカメラは生活必需品とは捉えられず、*再調達価格*の考え方は存在しないのです。

しかし、自動車やカメラにも*価格協定額*の考え方はあります。申込み時に購入時からの経過年数を架して、減価償却を加え保険金額を割り出し、この金額を*価格協定額*します。そうすれば事故時に全損になれば*価格協定額*通りに支払われる事になります。

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飛ぶようですが、
3.賠償金としての支払い→低い

・上記の*価格協定額*に比べると、賠償金による支払いは低くなる傾向です。
その理由はずばり、賠償義務は最低限で果たせるからです。自動車でもカメラでも、査定額には多少の幅があり、その幅の最低線でも義務は果たせます。よって、低くなるのです。

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最後になってしまいましたが、
2.減価償却を架した支払い→中
・上記ふたつの説明によると中間に位置しますが、しっかり立証すれば1.に劣らない支払いを受けることが出来ます。そのためには購入履歴をしっかり残しておくと良いでしょう。カード会社への問い合わせも効果的です。いつ・いくらで購入したか、明確に述べるべきです。そうすれば*価格協定額*したときと同じ保険金が支払われるはずです。

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