■今月のご挨拶
報復テロが心配されますが海外ダイビングを予定の方も多いことと思います。
*外務省発信の渡航関連情報*URLを記しておきます。ご参考にどうぞ。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/index.html
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★誤解の解凍Vol.5(保険に対するよくある誤解)
■お客様の誤解
「保険会社って、いざとなったら支払いがシブイ!」第1回
え~ 何とも耳が痛くなるようなテーマですが・・・。
まず第1回目は3つの“保険用語”をハッキリ覚えましょう。
1.保険金額(保険会社に申し込む金額)
(例1)こんどの新車“保険金額”は300万円で申し込もう。
(例2)カメラの“保険金額”は28万円で申し込む。
2.保険料(保険会社に支払う金額)
(例1)結婚して生命保険の保険金額をアップさせたので毎月の“保険料”がアップした。
(例2)子供が運転するようになったので、自動車保険の年齢条件を変更したため“保険料”がアップした。
3.保険金(事故により保険会社から支払いを受ける金額)
(例1)近隣より類焼を受けたが加入していた火災保険会社からの“保険金”で家を新しく立て直すことができた。
(例2)海外旅行中に突然心臓発作により緊急入院。7日間入院後無事退院し帰国したが全ての費用は海外旅行傷害保険の“保険金”でまかなえた。
以上、保険用語でした。
以後、本編誤解の解凍(回答)に戻ります。
▼誤解の解凍(回答)
「いざとなったら、支払いが渋い保険会社」とは上記用語で直訳すると「保険会社に申し込んだ“保険金額”のなかから、今回の事故に対していくらの“保険金”を支払ってくれるのだろう」となります。
そして「いままでさんざん高い“保険料”を長年支払ってきたのだから」という気持ちになったりします。
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“保険金額”の設定には、主に次の2種類があります。
1.設定時に価格協定特約を交わして契約する(特定動産保険・価格協定付)
2.価格協定の考え方は無く*携行品一式*として契約(ダイバーズ保険等)
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“保険金”の支払いには3種類あり、
1.価格協定額に則した支払い——–高い
2.減価償却を架した支払い——— 中
3.賠償金としての支払い———–低い
そして全損の場合上記1.が一番高く、2~3.は順に下がっていきます。
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みなさんに一番関わり合いが深いケースは「2.減価償却を架した支払い」が多いはずです。次に「1.価格協定額に則した支払い」が多くなります。
「1.価格協定額に則した支払い」にも契約時に減価償却を架して締結するので「2.減価償却を架した支払い」と原則変わりは無いはずなのですが若干、各保険会社ごとに減価償却のテーブルに食い違いがあるようです。
そこで当社では以下のように「水中使用を前提としたカメラの減価償却テーブル」について統一見解を引いてあります。
新品—–定価の85%
1年後—定価の75%
2年後—定価の65%
3年後—定価の55%
4年後—定価の45%
5年後—定価の40%(減価償却の歩留まり)
6年後—定価の40%
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