ダイバーの整体を考える、知って得する身体の歪み。日本徒手整体トレーナー認定協会 理事長 佐々木拓男氏による、自宅で簡単にできる整体コラム。

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知って得する身体の歪み

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ダイバーの整体を考える、知って得する身体の歪み。日本徒手整体トレーナー認定協会 理事長 佐々木拓男氏による、自宅で簡単にできる整体コラム。

保険をもっとわかりやすく > 知って得する身体の歪み > 筋肉は記憶する その1 第181話

筋肉は記憶する その1 第181話

ご自身の姿勢を気にする方は中高年の方に多いのですが、最近は若い方にも増えてきています。
姿勢不良の要因は、糖質過多・水分不足・太陽光不足・栄養不足等様々で、運動不足による筋力低下もその一つかもしれません。
長時間同じ姿勢を続けると、呼吸が浅くなり、肋骨が硬くなり、前屈みの姿勢になりやすくなります。座位だけはなく、長時間の前屈みの姿勢も姿勢不良を招きます。
ここでポイントになるのは、ある部分の筋肉を収縮させたまま、
または伸長させたままの“収縮↔弛緩バランス”を崩した状態をリセット出来ているかどうかです。
 
一日中理想的な姿勢を維持することは難しく、気をつけていても、同じ作業を続けているとすぐに姿勢は崩れてしまいます。
筋肉の収縮↔弛緩バランスが崩れた状態が続くと、筋肉を覆う筋膜も筋肉同様血液の循環不全・酸欠になって弾力性が失われ、ある一定の不均衡の状態のまま筋肉や筋膜が固着してしまいます。骨格を矯正してもすぐに歪んでしまうのは、その骨格を覆う筋肉や筋膜の固着・硬縮が根本的に開放=リセットされていないからとも言えます(もう一つの理由は地球の自転の影響)。更にその状態が長期にわたると、筋肉を少しストレッチしたくらいでは元の姿勢に戻らなくなります。
 
つまり、アンバランスで硬縮した筋肉は、そのままの状態を記憶し維持しようとしてしまうのです。
 
元のバランスの良い状態に回復させるには、1日最低1回、出来れば複数回(何度でも)、短時間で、座ったままでも構わないので、筋肉の歪みをリセットする作業が必要です。
 
例えばお腹は、うまく減量できたとしても、お腹だけ出てしまった、腕や脚は細いのにお腹が目立つ、または減量したらお腹にシワが増えてしまった、などの現象が起こりやすい部位です。
それは、日常生活ではお腹に対して無意識でいる時間が長く、リセットする時間を設けていないからです。そこで、お腹をリセットするエクササイズをご紹介します。
 

椅子に座って両手を前で組み、腕を前に伸ばします。
背筋を伸ばして座る

1)背筋を伸ばして座る

 
その時、背中を丸め、息を吐きながら顎を引いて、ゆっくりお尻を凹ませるように腹筋を縮めます。
お腹を凹ませて腰を丸める

2)お腹を凹ませて腰を丸める

 
5秒程したら息を吸いながら背筋を伸ばします。この動作を5回行います。まずはお腹を凹ませる時の感覚をつかみます。この感覚を覚えたら、電車で立っているとき、お風呂に浸かっているとき、お布団で仰向けになっているときなど、徐々にお腹を凹ませる時間を増やしていきます。ポッコリと出た状態で記憶されていたお腹の筋肉が、凹んだ状態でも記憶されていきます。それを続けた上で減量(主に炭水化物・糖質制限)すれば、減量してもお腹だけが出ている、ということにはなりません。
お腹を凹ませて腰を丸める

3)仰向けで息を吐きながら、腰を床に押し付けるように、おへそを凹ませる

 
これはドローイングというエクササイズで、これだけでも十分な腹筋運動ですが、お腹を縮ませるだけでは腰痛の大きな原因になることもあります。リセット後は、腹這いになって上半身を起こし、必ず腹筋のストレッチも行いましょう。
 
お腹が気になる方、ダイエットや腹筋運動をしてもお腹が凹まない方におすすめです。
次回は上半身の筋肉のリセット法をご紹介します。
 

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