ダイバーの整体を考える、知って得する身体の歪み。日本徒手整体トレーナー認定協会 理事長 佐々木拓男氏による、自宅で簡単にできる整体コラム。

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知って得する身体の歪み

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ダイバーの整体を考える、知って得する身体の歪み。日本徒手整体トレーナー認定協会 理事長 佐々木拓男氏による、自宅で簡単にできる整体コラム。

保険をもっとわかりやすく > 知って得する身体の歪み > 糖が及ぼす身体への影響と対策 その1 第170話

糖が及ぼす身体への影響と対策 その1 第170話

これまでのコラムでは、かなりのケースで、糖が疾患や痛み、炎症に根本的に関っていると繰り返し述べてきました。
今回は、糖の継続・習慣的摂取のネガティブな影響について、認識の違いを感じた例をいくつが挙げてみます。

● 糖を摂取していると自覚していないケース・・
糖の継続・習慣的摂取というのは、何も甘いチョコレートやスイーツ等の菓子類やアイスクリーム等を積極的に食べているということではありません。たとえ少量でも一口であっても、毎日何かしら甘いものを食べているのなら、確実に影響を受けています。

● 甘党でないから無関係と思われているケース・・
洋菓子・和菓子を問わず、甘いものはあまり好きではないし食べないので自分は無関係、と思われている方は非常に多いのですが、実はしょうゆ味の煎餅等の砂糖含有量は最上位クラスです。また、市販のお弁当やおつまみ等には、大量の砂糖・ブドウ糖が使われています。500ccのスポーツドリンクにはスティックシュガー11本分、他の栄養ドリンクや清涼飲料水にはそれ以上の砂糖が含まれています。成分表示を確認する習慣が必要です。

● 既製品や菓子類は一切食べないから大丈夫というケース・・
麺類、白米、パン・・これら炭水化物が糖質です。お茶碗一杯で糖質50~60g、角砂糖14個分と言われています。糖の種類が違うので、ご飯を角砂糖に換算するのは意味がないという意見もあり、確かにその通りですが、消化されたご飯はブドウ糖になり吸収されます。炭水化物制限はダイエットには非常に有効ですが、カロリー計算やダイエットの観点のみで言及しているわけではありません。また、糖質は代謝や脳の活動のエネルギー源になるという論拠での積極的な摂取を正当化する方もよく見受けられ、専門家と言われる方でさえ同様の論調ですが、現代は糖質過多であり、貯蔵されているタンパク質が新たなエネルギーとして必要な分だけ新生されるので糖を積極的に摂取する必要は全くありません。炭水化物摂取の割合が高いと余分な糖は脂肪に変換され肥満や内臓脂肪の原因となったり、糖化によりあらゆる病気を引き起こしたり、血糖値異常を招きます。更にブドウ糖はがん細胞やウイルスのえさになるのです。糖質制限で注意すべき点はたんぱく質不足にならないように留意することのみです。

● 果物を換算していないケース・・
果物に対する誤解もまだまだ多いようです。ビタミン含有量でいうと、果物よりも野菜、アーモンド、卵、豚肉等のたんぱく質系の食材の方が多いのです。また、果物は殆ど果糖でできていて、これらは肥満や内臓脂肪に直結します。習慣的に摂取している方はカリウム過多になりやすく、それによりミネラルバランスが崩れると腎臓に負担がかかり、むくみや冷え性に悩む方が多いのです。身体に良いという幻想は捨てて、糖の塊を食しているという認識でいるべきですし、あくまで嗜好品と捉えるべきです。

● アルコールの摂取習慣がある方・・
焼酎、ウイスキー、ウオッカ等は比較的糖質が少ないと言われています。勿論、果物を使うワインや小麦を使うビールよりは含有量が少ないのでしょうが、継続摂取は必ず肝臓に慢性的炎症をもたらします。臓器の炎症を抑制するのは副腎から分泌されるステロイドホルモンです。ステロイドホルモンは下がった血糖値を上げる役割を担いますし、性質そのものが糖とも言えます(糖質コルチコイド)。慢性的にステロイドホルモンが分泌される状態は、身体が糖化していることを意味します。この糖化も、人体にネガティブな影響を与える現象の一つです。

以上のようなケースを鑑みると、如何に糖質摂取の影響を受けているかに驚かされると思います。では何を食べたらよいのか、と聞かれることがありますが、やはりたんぱく質をメインに摂るべきです。
ストイックに糖を遠ざけろと言っているわけではありませんが、糖の摂取が多すぎるということをまずは認識して欲しいのです。勿論、今ある痛みや病気・不定愁訴が継続するのも構わない、というのなら別ですが・・。

次回は、糖による具体的な弊害をわかりやすく解説していきます。

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