地球は東に向けて自転しており、北極から見れば左回りしていることになります。何とこの地球左回転が、骨格のアンバランスに影響しているらしいのです。
骨格筋バランスが崩れると、骨盤の歪みをはじめ背骨・肋骨や筋肉なども左右非対称になります。
これが筋肉の凝り、腰や肩などの痛みの一因であることは、今までのコラムでご紹介してきた通りです。
【左のウエスト部】
自転の影響でまず確実に歪みが出るのが、左のウエスト部です。
これは腸骨という骨盤の左側の骨が上方に移動してしまうことが原因です。何故左側かというと、地球の自転の影響で利き脚に関係なく、左軸バランス、胴体の左回旋が起こってしまうからです。
この歪みは、ライフスタイル・怪我・年齢などに関係なく、地球に生息している限り避けられません。
人間だけでなく四足歩行の動物も、通常左ターンの方がスムーズです。
その結果、左の腸骨が上方に移動するため左脚は短くなり、左のウエストのくびれは右側よりも少なくなるのです。
【原因の真理】
神経痛でも筋肉や関節の痛みでも、痛みが起こるときはそこに炎症が起こっています。その炎症の表面上の原因の一つは血行不良なので、血液の流れを安定させて症状の悪化を防ぐために矯正やエクササイズを行います。
しかし、どんなに矯正やエクササイズをしても、歩き出した瞬間から歪みは始まるので、矯正やエクササイズで歪みを根本的に無くすことは不可能なのです。
そこに痛みが起こるのは、歪み自体ではなく(歪みのない人はいません!)、歪んでいる箇所に炎症が起こるからです。
その原因は、考え方や捉え方の習慣、偏った飲食習慣です。痛みや病気はあくまでも己の習慣が招いた結果であって、自省することこそが回復の早道と言えます。
このコラム「知って得する身体の歪み」でお伝えしたいことは、歪みを治すことではなく、歪みを理解することなのです。
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