我々セラピストが重要視する、腰、股関節、膝などの痛みに対するアプローチポイントの一つが、腿の内側です。
内腿を弛めることで腰痛の引き金になる硬くなった腹筋を緩め、股関節や恥骨周辺のリンパの流れを促すことになります。更に膝の筋肉も緩むので、腰から下の症状に万能のポイントといっても過言ではありません。
今回は二人で行う弛緩法をご紹介します。
腰、股関節、膝などの、痛みがある側を下にして横向きに寝ます。下にした脚は膝を伸ばします。
パートナーの方は、腿の内側を自分の膝で押圧(おうあつ)します。1箇所を5秒、移動しながら大体3~4箇所を押していきます。これを4往復行います。
次に両手を重ねて同様に押圧していきます。これも4往復します。
内腿は、東洋医学的には、腎臓、肝臓、脾臓といった臓器の働きを促す反射ポイントでもあるので、日頃の健康養生法としてもお勧めのペアワークです。
押圧後、症状が軽減するのが実感できると思います。
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