肩や背中にコリや痛みがある場合、肋骨に付着している肩甲骨の可動性の消失がその一因であることが多く見受けられます。
肩甲骨は背中の肋骨に筋肉で付着しており、上腕骨や鎖骨と関節で連結しています。腕を挙げる動作は肩甲骨の可動性に影響されるので、普段から肩甲骨を柔軟にしておきたいものです。
チェック1:立位から片方の腕を真直ぐ挙げます。胴体は真直ぐのまま腕が耳にピタリとつけば、肩甲骨や肋骨を覆う筋肉の柔軟性は保たれていますが、つかない方は肩甲骨を覆う筋肉の癒着が強い可能性があります。
チェック2:パートナーで行います。横向きに寝て、上の腕を背中に回します。浮き出た肩甲骨の間に指が入っていけば合格。入らなければ明らかに癒着しています。
チェック1、2のいずれかに問題があった方は、普段から以下のエクササイズを行って肩甲骨の柔軟性を養い、コリや痛みを予防しましょう。
チェック2の状態を利用してペアワーク。指が入らなくても肩甲骨の間隙に指先をあて、腕、肩を回します(20回)。
次に立位で両手を背中で組み、肩甲骨を寄せる→拡げる、をゆっくり繰り返します(10回)。
チェック1の動作を行うと、腕が挙げ易くなり耳にもより近づくはずです。
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