足のつけ根、股関節付近に違和感を覚えたことはありませんか?
歩行時にひっかかり感、詰まり感、痛みを感じたことがある方は意外に多いようです。
股関節の硬さが影響しているように感じて、体操やストレッチを試みるものの、なかなか違和感がひかない場合が多いようです。
それは、硬さや股関節ではなく、骨盤の一部で生殖器を守る恥骨が原因だからです。
股関節前部のすぐ近くに存在すること、股関節付近のリンパ節の炎症とそれに伴う恥骨の歪みによって、問題が股関節にあると錯覚してしまうことが非常に多く見受けられます。
その状態が長く続くことによって、股関節が圧迫されて炎症が広がり、股関節疾患、人工股関節手術に発展すると私は考えています。
スポーツ選手が股関節痛を発症する場合、そのほとんどが、恥骨とリンパ節の問題を抱えていると個人的にはにらんでいます。
では何故、恥骨が歪むほどにリンパの炎症、滞りが起こるかというと、リンパ=免疫系の問題は今までのコラムでも再三指摘してきたように、甘い物、果糖等の継続摂取が根本原因で、リンパ節でキャッチされたウイルス等の異物が炎症を引き起こしている、ということが考えられます。
その証拠に、脚の付け根に違和感が出た場合、糖、炭水化物をしばらく断つとその違和感は消えるはずです。
まずは糖を断つことから実践してみて下さい。
さらに恥骨をパートナーで矯正すると、より早く違和感がなくなります。
仰向けに寝た状態で、内股、恥骨が隆起している付近を恥骨に向かって、掌で真下に2~3分しっかりと押します。
少し痛みを感じるくらい強めに押します。しばらくすると拍動を感じ、恥骨が動く感じが出てきます。
そこで手を離すと、滞っていた血液やリンパが一気に解放され、熱を感じるでしょう。
違和感、歩行時の引っかかり感からも解放されます。
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