【5.コレステロール】
コレステロールは善玉と悪玉に分けられ、悪玉は人体に害を及ぼす敵のような扱いを受けています。
本来悪玉コレステロールは傷ついた細胞膜の修復や各ホルモンの材料となり、とても貴重な役割を担っています。
その材料が余って血管中に沈着した場合のみ注意した方がよいのであり、健康診断でコレステロール値が高いからと、必要以上に心配することはありません。
また、コレステロールの9割は体内で生成されるので、油や肉の摂り過ぎが原因というのも当てはまりません。
ここでポイントになるのは、細胞膜が傷ついたりホルモンが分泌されたりする時は、必ず身体に強いストレスがかかり、活性酸素が発生しているということです。後述しますが、血管中に付着する悪玉コレステロールは糖質が起因していることを考慮すべきです。
【6.血糖値】
甘い物や炭水化物を摂取すると血中の糖濃度(血糖値)が上がります。
特に精製糖を多く含んだ菓子や果糖の塊である果物を摂ると、血糖値は急激に上がり、その反動ですぐに下がります。
血糖値を上下させる役割は数種類のホルモンが担いますが、有名なのは膵臓から分泌されるインシュリンと副腎から分泌されるステロイドホルモンです。
副腎からは、興奮したりストレスを感じたりしたときに、インシュリンを抑制するアドレナリンも分泌されます。
血糖値を安定させるためにステロイドホルモンが分泌され続けると、副腎が疲労します。
更に、ステロイドホルモンの継続分泌には、リンパ節やリンパ球を抑制・萎縮させてしまう免疫抑制作用があるので、ストレスと糖の継続摂取の危険性をしっかりと認識し、免疫力の低下を防ぎたいものです。
糖尿病は、糖質の過剰摂取に加えて、ストレスがかかり続けることで交感神経が優位になり、アドレナリンやステロイド等副腎系ホルモンの分泌バランスが乱れることが原因と言えるでしょう。
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