世の中には様々な健康法が存在します。
食事のとり方、サプリメント、菜食、玄米、美容関連、薬、ヨガ、気功、ジョギング、各種運動法等々・・・。
情報が多すぎて、どの健康法に効果があるのか判断するのは難しいことです。ある人に合ったから自分にも合うとは限らないのです。
そもそも、体質的遺伝、親が食べてきたもの、乳幼児期の食育、現在の住環境・食生活、飲酒の有無、薬、既往歴、ストレス、考え方、生活習慣など、それぞれの体質形成の過程が違うからです。
それらを理解することなく、真の健康を享受することは難しいでしょう。
また、生活習慣病等の原因を身体生理学の観点から理解し、薬の作用を知ることで、世の中にまことしやかに氾濫している健康常識に惑わされずにすむはずです。
現在最も多く処方されている薬の一つが血圧降下剤ですが、それだけ高血圧の方が多いということです。糖尿病の方も非常に多いですね。
家庭の医学等には、様々な症状のメカニズムについてそれなりの解説が書かれています。しかしよく読むと、ほとんどの場合、根本的な原因は不明と出ています。高血圧も糖尿病も然りです。
【4.高血圧】
実は、高血圧の約9割の方は、その原因がはっきりしない「本態性高血圧」と言われています。
原因が分からないのに減塩措置をとっても症状は根本的に解決しません。
精製塩には必要なミネラルが含まれておらず、そのミネラルの配合バランスも大きく崩れてしまっているため、外食等による過剰摂取は控え、食卓塩等の調味料は勿論絶対に控えるべきですが自然塩はホルモン促進作用、血行促進作用、電解質バランスの観点で言えば必須の栄養素なので、遠ざけるべきではありません。
まずは後述する自律神経や栄養摂取を理解してから対応すべきで、やみくもな減塩は真の血圧対策になり得ません。心配される脳血管障害との相関も実はありません。血圧が正常の方にも、降圧剤を服用している方にも起こっています。
後述しますが、むしろ服用している方にリスクが高いと言えます。血圧を気にする前に、水分(ミネラルウオーター)を摂取することや甘い物を控えることが、脳血管障害を防ぐことに繋がります。
▼ 関連記事 こちらもご覧下さい