今回は、これまで何度も取り上げている肩甲骨について再び取り上げます。
肩甲骨は背中の肋骨の筋肉に付着した浮遊骨で、上下左右に大きく可動することが特徴です。
主に上腕骨や鎖骨と関節で連結して、首や腕の可動域や滑らかな動きに関わっています。
筋肉の硬直によって肩甲骨の動きが制限されると、腕や首の動きが硬くなるのは勿論、肋骨や骨盤の動きも制限されてしまいます。
そうなると、肩こり、背中のこり、腰痛だけではなく、下半身と胴体の連動性が失われ、その結果として、股関節、膝、足首など下肢の関節や筋肉に負担をかけ、痛みの原因にもなりかねません。
今回のエクササイズは、如何に肋骨から肩甲骨を剥がし、独立した動きを獲得できるか、をテーマにご紹介していきます。
四つんばいになり、肩甲骨を肋骨から浮かせるように胴体を下ろしていきます。
胴体を上下動させたり、肩甲骨を前後に回していきます。
次に肩甲骨を左右交互に浮かせていきます。
この動きに慣れてきたら、前後左右に肩甲骨をリズミカルに浮かせていきましょう。
肩甲骨の癒着がある方は、初めのうちはなかなか肋骨から独立して動かすことができないかもしれません。しかし継続して行えば、徐々に稼動域が広がっていきます。
各エクササイズを10回ずつでも良いので毎日続ければ、そのうちに全身が軽くなっていくはずです。
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