首や肩の凝りは、頭を支える7つの骨で形成される頚椎と、その下の12の骨で形成される胸椎の配列にアンバランスが生じ、神経や血管が圧迫されることが原因です。
周辺の筋肉が凝り固まったり傾いたりした姿勢が、よりアンバランスを増長させてしまいます。瞬間的に首を横に振って音を鳴らすことも、歪みの原因になるのでお勧めできません。
頭を一定方向ばかりに向けたり、横に倒す行為を繰り返すと、頚椎や胸椎を歪ませてしまいます。
首は縦に動かすことで脊椎を支える筋肉がゆるみ、歪みが起こらず、神経や血管の流れを促します。
東洋医学では、首から背中の脊椎上には、風邪や気管支の病気を養生したり、血流を促したり、甲状腺ホルモンの分泌を促したりするツボが集中していることをあらわします。まさに首を縦に倒すほど、免疫力が上がってくるわけです。
首をかしげたり振ったりせずに、どんなことにも笑顔で素直にうなずいている方が、心も身体も健康でいられるようです。
▼ 関連記事 こちらもご覧下さい