暑い日が続くと、つい冷たいものを飲んだり、果物を食べ過ぎてしまいがちですね。
最近患者さんに頻繁に見られる傾向は、アイスクリームの食べ過ぎによる弊害、不定愁訴です。
暑い日には本当に美味しいのですが、食べ過ぎるとどのような弊害が出るかをご説明します。
上白糖の甘さと冷たさで、人体で最も影響を受ける臓器の一つが脾臓です。
脾臓はリンパを作る臓器で、脾臓が弱るとリンパの生成に制限が出て、リンパ球の働きを弱めます。リンパ球が最も内在している臓器は大腸なので、腸の働きが弱まり便秘や下痢になってしまいます。
また、各リンパが集中するリンパ節は関節の節々に多く見られるので、膝の痛み、股関節の違和感、朝起きたときの手の強張り等を引き起こします。
更に、アトピー性皮膚炎その他のアレルギー疾患も、免疫力が弱まることから症状が悪化します。
にきび、吹き出物、魚の目等の皮膚トラブルも、全て脾臓とストレスが原因です。
冷えを引き起こすので腎臓や膀胱も弱り、むくみや末端の冷え等が起こります。
また、脊髄神経にも影響が出るので、腰痛、首痛、頭痛もそれらが原因の場合が少なくありません。
ここでいう食べ過ぎの定義は、一度に多く食べることよりも、少量でもほぼ毎日アイスクリームを食べる場合を指します。
これらの症状に心当たりがある方には、しばらくの間控えることをおすすめします。きっと症状が大幅に緩和することでしょう。
免疫系に作用するので、適度な運動や睡眠を実践しても症状が改善しない方は、脾臓-リンパラインから来る内科的な問題だと認識してください。
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