一般的に肩や首の凝りの原因は、姿勢不良や運動不足と言われています。
勿論それは間違いではありませんが、内臓不良も見逃せません。疲労物質を分解する肝臓や、血流促進に関わる循環器系の不全などです。
そして、それらの臓器が疲れてしまう原因が何かというと、飲食の内容も関係しますが、殆どは自律神経の乱れです。
乱れる因子として分かりやすいのが睡眠、疲労等ですが、何よりもストレスからくる自律神経系の乱れによる内臓不良が、最も多く見られる要因です。
先日起きた大震災の影響による精神的疲労、不安、恐怖等といった感情が交感神経を優位にし、内臓不良を誘発し、めまい、吐き気、不眠、肩こり、頭痛といった症状の原因となっているようです。
前述の症状は、血流を促進させることで改善出来ます。
今回は、ストレスにさらされた時に刺激を加えると、特に効果的な筋肉をご紹介します。
片方の腕を身体の前から回し逆側の肩甲骨に触ります。
少し出っ張った骨が肩甲棘(けんこうきょく)で、その下の小さな筋肉を棘下筋(きょくかきん)と言います。【写真1・2】
写真1
写真2
東洋医学では血流促進のツボにもなっています。【写真3】
写真3
脇の下に腕を回し、少し痛気持ちいいポイントを見つけます。【写真4】
写真4
その場所を指でしっかり押さえ、押さえられた側の肩を上下させると、程よい刺激が加わり、マッサージ効果になります。【写真5】
写真5
30秒ほど行ないます。
腕を回しづらければ、パートナーに押さえてもらっても良いでしょう。
ストレスが緩和し、血行が促進され、筋肉もゆるみ、腕を挙げ易くなるでしょう。
東日本大震災で被害に遭われた方達へ、心よりお見舞い申し上げます
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