東洋思想では、外気には目に見えないたくさんの良い「気」が存在しているとされています。
今風に言えば、太陽エネルギーや植物などの自然界からのマイナスイオンでしょうか。
逆に、ウイルスや冷気、陰湿な人の想念等を「邪気」と呼んでいます。
身体や気持ちがマイナスだと邪気を呼び込みやすく、身体と精神が充実しているとプラスの波動、つまり陰陽でいうところの陽の「気」がますます取り込まれるとされています。
実際に陽の「気」を取り込むことで、身体に活力みなぎる感覚を身につけましょう。
普段から、元気な時も、不定愁訴や身体が不調の時も、気持ちが落ち込んでいる時にでも大変お薦めの養生法で、私が主催する体操教室でも毎回取り入れています。
両足を肩幅ほどに開いて立ちます。
両手を下から上に大きく弧を描くように広げていきます。
そのまま「気」を両掌から頭の天辺のツボ「百会」に注ぎ、脚の下までゆっくりと身体中に通すイメージで行ないます。
敏感な方は掌がピリピリと温まったり、身体が温まる感覚を得られます。
ゆっくりと息を吸いながら手を広げ、吐きながら手を下ろしていきます。
20回行ないます。
朝日を浴びながら、自然の中で、公園の木の側などで行なうとより良いでしょう。
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不定愁訴(ふていしゅうそ) 百会(ひゃくえ)
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