東洋医学で言う「五臓六腑」の”五臓”とは、腎・肝・肺・脾・心(臓)を指し、各臓器の中でも特に重要視されています。いずれも陰の経絡と言われ、腕や脚の内側に守られたエネルギーのラインです。
今回は、脚の内側のエネルギーラインを活用した養生法をご紹介します。
脛(すね)の内側から腿の内側、そして胴体に向かって3本のエネルギーのラインが流れています。
東洋医学の解釈も加えると、
腎・・・水分代謝・ホルモン分泌に関わる。髄・脳・骨に影響を与える。活力の源・慢性疲労・むくみ・難病の原因。
肝・・・老廃物の解毒・分解に関わる。筋肉に影響を与える。怒りの臓器と言われ、感情・ストレスの影響を受けるとダメージを受けやすい。筋肉の硬さ・コリの原因。
脾・・・リンパの生成。免疫コントロール。冷え・むくみ・生理痛の原因。難病にも関わる。
脾臓以外は西洋医学でも重要視される臓器で、それらの反射ラインが脚の内側に流れているわけです。このラインに自身で刺激を入れ、疲労・ストレス・病気に負けない身体を養います。
片方の膝を外側に曲げて座り、手根で下から上へ押圧します。
次に、腿の内側を肘や手根・指で同様に下から股の方へ押圧します。
3本のラインが流れているので、大よそ縦に3等分して、1ライン3セット計9回行ないます。逆側の脚も同様に行ないます。
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