今回は、身体の痛みが示すサインを取り上げたいと思います。一般的な背中の痛み、肩こり、腰痛、四肢の痛みなどは、現象的には筋肉の凝り、関節・骨格の歪み、詰まりなどが原因ですが、実は内科的なトラブルのサインであるケースも多く、我々はむしろ、多かれ少なかれ関係していると認識しています。脊椎から内蔵にかけて自律神経が分布していて、何がしかの内臓のトラブル、炎症などが原因になって起こる脊椎周辺の骨格・筋肉などの二次的な症状(凝りや痛み)は、自律神経反射と言われています。
1)【首の痛みや凝り】
・目や脳の問題
2)【肩こり】
・心臓(特に左肩)
・胃(右肩が下がりやすい)
・肺(両肩、親指の痛み)
3)【背中の痛み】
・胃(背中が丸まる、肩甲骨の間が苦しい)
・肝臓(右肩甲骨下部付近の痛み、凝り、盛り上がり)
・膵臓(左背部から腰にかけての痛み、飲酒時の痛み)
4)【腰の痛み】・・・
・腎臓(腰全体の痛み、凝り、精力減退、慢性疲労、倦怠感)
・腸(左腰上部から下部、脚の外側の張り)
・胆のう(腰上部の痛み)
5)【骨盤、お尻】
・生殖器、前立腺など。
以上のような痛みがあり、それらの痛みがマッサージやストレッチでとれない場合、また長期に或いは定期的に発現する場合は注意が必要です。
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