デスクワークなどで同じ姿勢を長く続けていると、腰や背中が疲れて丸くなり、肩がすぼんで顎が上がり、首の後ろが詰まって肩が凝りやすくなります。これではいけないとわかっていても、背筋が伸びた理想的な姿勢を保つのは容易ではありません。そのコツは、身体の土台となる骨盤を工夫することにあります。
骨盤は、主に両側の腸骨と真中の仙骨(尾骨の上)で形成されています。
腸骨に対して仙骨が後ろに反ると、その上の背骨が丸まってしまうので、仙骨を逆にお辞儀させた状態に矯正します。
足を肩幅くらいに広げ、両手を腰に置き、頭の位置を動かさずに腰を少し反らせます。そのまま骨盤を左右に10回程スライドさせます。もう一度座り、更に下腿(膝から下)を体側に曲げます。すると、お腹に力が入って骨盤が反り、背骨を真っ直ぐに保ちやすくなり、両肩も広がります。反ると腰が痛い方は、無理をなさらないで下さい。
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