前回のコラムでは、肩の高さが揃っていない場合の調整法を説明しましたが、今回は鎖骨について考えてみます。
鎖骨は、両肩の前側から首の下にかけて見える骨で、胸骨・背骨・肩甲骨と連動しているので、特に上半身のバランスを整える上で非常に重要な役割を果たしています。
猫背気味だと、両肩が前にかぶさり鎖骨は胸の方へ圧迫され、腕の神経がしびれたり、鎖骨の下を通る血管・リンパ・神経の流れが悪くなり、顔や腕がむくんだり自律神経がアンバランスになります。
鏡の前に立ち、肩の高さと首の傾きをチェックします。状況が許せば上半身裸になり、左右の鎖骨の高さ・傾き具合・鎖骨自体が浮き出ている高さもチェックします。
肩が高い方の鎖骨にアプローチします。首を低い側の肩に倒し、低い側の指で高い側の鎖骨をつまみます。人差し指と親指を使うとつまみやすいでしょう。鎖骨は横に長いので、内側と外側2箇所くらいにそれぞれ5回ずつ行ないます。
つままれた側の腕をゆっくり大きく左右に振りましょう。内側に振る場合、身体の前を横切るようにします。
もう一度鏡でチェックします。肩の高さが揃い、沈んでいる鎖骨が少し浮き出てくるはずです。
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