すっかり冷え込んで、朝晩が辛い季節になりましたね。気温が下がると体温も筋肉の温度も下がるので、夏より体が硬くなってしまいます。ダイバーの皆さんも、スポーツを通じて、季節による体温の変化と柔軟性の関係はご存知だと思います。
体が硬くなると、スポーツ前の柔軟体操にも時間がかかったり、日常生活においても、捻挫や転倒、ぎっくり腰などを起こしやすくなります。特に朝は基礎体温が低いので、注意が必要です。そのため、朝起きたら布団の中でゆっくり「準備整体」を行ないたいものです。以前のコラムでもご紹介したかもしれませんが、改めて留意し実践してみてください。
・朝目覚めたら、仰向けで両足はそのまま下方に、両腕はバンザイをして、体を上下に伸ばします。5秒間ジワーッと伸ばし、一呼吸おいてまた伸ばすことを3回行ないます。
・つま先を思い切り上に反らすように足首を曲げて、そのまま踵の方に伸ばします。このとき膝の裏もしっかり伸ばし、骨盤から下にずらすイメージで行ないます。伸ばしきったら3秒間キープして、今度は逆の脚も同様に。これを3セット行ないます。
・片方の膝を曲げて、胸の前で両手で抱えます。10秒間キープしたら、逆の脚も同様に行ないます。
・体を起こして四つんばいになり、徐々にお尻を後ろに引いていきます。そのままジワーッと腰を伸ばします。2~3回行ないましょう。
・顔を洗う前には、ゆっくりと1回前屈をします(立位体前屈の姿勢)。
朝なので当然体は硬いのですが、前屈したままゆっくりと上半身を左右に移動します。できるだけゆっくりと、4~5回行ないます。そうすると体が柔らかくなり、初めに前屈したときよりも手が下りるようになります。
腰も軽くなるでしょう。前屈で腰が痛む方は、無理に行なわないで下さい。ぎっくり腰の不安もこれで解消です。これらを是非スポーツ前に取り入れてみて下さい。
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