ダイバーの整体を考える、知って得する身体の歪み。日本徒手整体トレーナー認定協会 理事長 佐々木拓男氏による、自宅で簡単にできる整体コラム。

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知って得する身体の歪み

知って得する身体の歪み

ダイバーの整体を考える、知って得する身体の歪み。日本徒手整体トレーナー認定協会 理事長 佐々木拓男氏による、自宅で簡単にできる整体コラム。

排便は大事です 第8話

治療に来られる患者さんの中には、肩こりや腰痛に加えて、冷え性や便秘などの内科的な症状をお持ちの方が、特に女性に大変多いようです。
ダイビングをされる皆さんの中にも、食事環境の変化や身体の冷えが原因で、便秘になってしまう方がいらっしゃるかもしれません。いわゆる冷え性とは、自律神経のバランスが崩れている状態なので、便秘を伴うことが多いのです。

本来、食物が口から直腸まで数時間で運ばれることを考えると、1日に3回、毎食後に排便があっても良いはずで、現代人の多くは慢性の便秘に陥っているとも言えるのでしょう。腸の中に食物が溜まると腐敗が始まり、体の
中に悪いもの(菌、活性酸素等)が溜まってしまうので、万病の原因とさえ言われています。ですから、排便はとても大事なことなのです。
便秘は、水分の不足、運動不足、栄養の偏り等による新陳代謝の低下が原因と言われています。整体的には、腸の神経を司る背骨の胸椎11番~腰椎3番のあたりの歪み、そして骨盤の捩れによる内臓と腹膜の癒着なども原因であると考えています。
繊維質のものやカスピ海ヨーグルトなどが良いと言われており、その他にも多くの食事療法が指摘されています。おそらくそのどれもが正解だと思います。普段から食生活に配慮するのは言うまでもないことなので、ここでは整体的改善法を紹介します。

今までのメールで紹介した、片膝をついての骨盤矯正ストレッチが運動療法の基本になりますので、必ず行ないましょう。そして背骨を矯正する為の腰をひねるストレッチもお勧めです。では、もう一度説明します。

(1) 仰向けの状態から右膝を左にひねり、左手で右膝をしっかり押さえます。この時、顔は右に向け、右手も右に伸ばします。

(2) 左膝を右にひねります。その他の部位も(1)と全く逆に行なえば0Kです。必ず(1)→(2)の順で行ないましょう。

次に、下腹部の腹筋を鍛えることにより“ふんばる力”を鍛えます。仰向けの状態から、両足を少し浮かせましょう。膝は伸ばしたまま肩幅くらいに開きます。左右の膝を交互に曲げ伸ばして、空中自転車漕ぎをしても良いでしょう。無理をすると腰を痛めるので、気をつけて下さい。

更に、骨盤の動きを整える為、お尻を床につけて両脚を伸ばした体勢で座ります(長座)。脚を伸ばしたまま、坐骨(お尻)だけで交互に脚を前に運び進みます。腰を大きくひねりながら行ないましょう。次に、そのまま後ろに下がります。この運動はなかなか大変かもしれませんね。
トイレで、手の親指と人差し指の付け根の間にある、合谷という有名なツボをマッサージしても良いでしょう。押すとグリグリして痛気持ちいい場所です。左下腹部のあたりを、向かって右から左に押し回すマッサージも効果的です。

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