●検診と精検はむだ?
「(大腸ガンの)検診を1000人にしたとして、要精検とされる人数は20ないし40人、(中略)そのうち精検でがんが実際に発見されるのは1人いるかいないかといったところです。(中略)これを逆に見ますと、1000人に1人のがんをみつけるために、999人の検診とほとんどの精検がムダになっています」(131ページ)
これをむだと考えるか、有効と考えるかは、考え方しだいです。
ここで言う「大腸ガン検診」というのは便潜血検査のことですが、便の一部をちょっと採る作業を1000回やっただけで1回命が助かる。
大腸内視鏡検査を受けると、1回につき1~2年寿命が延びると期待できると考えられます。
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