大腸内視鏡検査はほとんど予約制です。大量の出血や大腸の捻転(捻れること)などで、飛び込みの患者さんを施術することもありますが、まれです。
検査の前には、必ず医師が診察をします。
大腸ガンの3大症状である腹痛、便秘、出血のうち一つでもあれば、「大腸ガン疑い」という病名がついて、保険適用での検査となります。また、大腸ガン検診(便の検査)で陽性になった人の場合も、もちろん保険が適用されます。
保険が適用されれば(種類にもよりますが)自己負担はだいたい数千円くらいでしょう。ポリープがあって切除手術をした場合、2万円くらいかかることがあります。
「症状がまったくない」という人が、ただ健康診断で検査にきたときには、検査費用は自費になることがあります。その場合、だいたい5~10万円くらいだと思いますが、施設によって違うので、あらかじめ確認しておいてください。
検査に先立っては、簡単な血液の検査を行ないます。感染症がないかどうかをチェックするためです。もし感染症があれば、検査はその日の最終に回されることがあります。
検査の前日は特別な食事を渡されることがありますが、渡されないときでも、夕食軽めのほうがいいでしょう。食物繊維の多いものを食べると、便量が増えて検査当日に苦労しますので、できればお粥か素うどんのようなものを午後9時前に摂り、それ以降は水以外飲まないようにしましょう。
普段から便秘気味の人は、夜寝る前に市販の下剤を1~2錠飲んでおくといいでしょう。
検査当日の朝を排便があれば、腸洗浄剤が飲みやすくなります。
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