大腸内視鏡検査を受けると、小さな早期ガンもほぼ100%見つかりますし、もし早期ガンがあっても、ほとんどはその場で内視鏡手術(ポリペクトミー)を行なって取ることができます。
施設によっては、簡単な注意を守るだけで、すぐに帰れるところも多くあります。
ガンで日帰りの手術ができるのは大腸くらいしかないのではないでしょうか? その大腸内視鏡を初めて受ける前に、どういうことに注意しておけばいいか、上手な受け方をご紹介します。
よく検査前に「初めてなもので、心配です」と言われますが、検査を受けられる方は、過半数が初めての方です。
「みなさん、検査前にはそうおっしゃいますが、大丈夫ですよ」と私は声をかけます。
たいていの人は、検査後「思っていたより楽だった」とおっしゃいます。
もし痛かったら危険です。痛いのに黙って我慢しているというのはよくありません。腸を突き破られるかもしれません。
痛いときにはハッキリ「痛い」と言ったほうがいいのです。
検査の前に麻酔をかけるかどうか、必ず聞いてください。
自分で希望もしていないのに、確認もせずに全員にかけようとするようなところは危険です。未熟な技術を麻酔でカバーしようとしている可能性があります。
私は、麻酔なしで苦痛なく検査をしますが、もしどうしても麻酔をご希望であればいたします。
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