Dr.ゴトーの「今日も胃腸はいい調子」。医学博士、後藤利夫先生による、胃腸を健康にするコラム。誰も知らなかった便秘解消法など

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今日も胃腸はいい調子

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内視鏡検査が楽かどうかは、すべて医師の技術で決まる(先々月からの続き) 第55話

大腸内視鏡検査は、大腸ガン予防・治療のために絶対なのですが、初めて受けたときにとんでもなく痛い思いをした人は、「もうあんな検査は二度と受けない」と思ってしまいます。

患者さんにお願いしたいのは、「一回で懲りないでいただきたい」ということなのです。

大腸内視鏡検査は、すべての医療技術の中で最も医師の技術差の大きい検査で、ある人がやって死ぬほど痛かった検査も、別な人がやればウソのように痛くないというものです。

医師に対して言えば、たとえ検査を途中でやめることになっても、患者さんを苦しめてはいけないのです。

検査時に苦痛を感じたせいで、以後その人が検査恐怖症になり、将来の大腸ガンの発見を妨げる可能性もあるからです。現在の一時点でガンである確率よりも、将来のいつか、ガンになる確率のほうが高いのです。

一回の検査のせいで大腸内視鏡検査恐怖症の人を作ると、その人は検査を受けなくなり、よけい大腸ガンが発生しにくくなります。

「必ず全大腸を見る」などという医師のつまらない責任感とプライドが、逆に患者をガンの淵に追い込むことになる。内視鏡検査医たるもの、患者さんが苦痛を訴えたら、中止するだけの勇気を持っていただきたいと思います。

精度は多少落ちますが、バリウム造影などの代替検査法もあるのですから。

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