そして、再検査で出血が認められないと「問題ないですね」と言うのです。
ガンの出血というのは、常時出るわけではありません。たまにしか出ないのを不完全ながらも見つけようとする検査が便潜血検査です。
異常があるにも関わらず、たまたま異常なしの結果が得られるまで検査をするという姿勢では、本来見つかるガンも見つかりません。
検診で陽性になった人は、次の段階として、大腸内視鏡もしくはバリウム検査(レントゲン)をするのが、普通です。
医者として大切なのは、患者をその場で安心させることではなく、本当に深刻な事態が起きないよう万全の注意を払うことだと思います。
▼ 関連記事 こちらもご覧下さい