検診と検査、その違いが分かりますか?集団で受ける簡単な検査が検診。
検診で異常がでたり、個人で特別に受けるのが精密検査です。精密検査のことを単に検査ということもあります。新聞報道などでも、ここが混同して使われていて、「検査」の信頼性について誤解を与えるような記事も見受けられます。
検診は手軽で安価ですが、残念ながら精度が低く、検査は高価な分、精度は極めて高い。
どれぐらい違うかを簡単に言うと、大腸ガンの場合、検診をやればガンは半分に減るが、検査をやれば、九九%減ると思っていただいていいくらい違うのです。
企業単位で集団検診を受ける際、大腸ガンの早期発見のために最も普通に行われている検診が便潜血検査です。
大腸ガンの症状の一つとして、出血があります。出血のうち、それを目で確認できるのが下血ですが、目には見えないけれど、便に血が含まれている場合があります。これが、便潜血で、出血量が少ないために目では確認できません。このような微量な出血を見極める検査が便潜血検査というわけです。
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