早期の大腸ガンは「無症状」なのですから、三大症状のうち何か一つでも出てきたときには、迷わず速やかに病院へ行くべきです。
腹痛だったら、激痛を起こして七転八倒してから初めて病院へ行くのではなく、ちょっと嫌な感じがしたり、違和感があったときに受診しておきましょう。
便通異常も、ひどくなる前の対処が望まれます。腸閉塞を起こしたりすると、すぐ命に関わりますから、救急車で反そうされることになります。
便秘や下痢を甘く見ず、そうなる前に早めに対応するのが賢明です。
排便の際、トイレットペーパーに血がにじむようでしたら、痔なのか他のものなのか確認するためにも、すぐ検査を受けましょう。
どんなきっかけであれ、一度大腸内視鏡検査を受けておけば、トイレで大出血したり、貧血で倒れて病院に担ぎこまれてくるようなことは起こらないはずです。
もちろん、理想はこうした諸症状が出る前に検査しておくことです。
内視鏡検査を定期的に受けておきさえすれば、ガン化する前の大腸ポリープの段階で発見し、同時に切除もできてしまいます。ガン細胞があなたの腸の中で生まれる前に治療してしまうほうがいいに決まっています。
ただ、現状では定期的に大腸ガンの検査をうけている人はまだ少なく、どうしても、症状が出てから病院へ行くという人が圧倒的です。
そういう意味では、症状が早めに出たほうが大腸ガンは早期に見つかるわけですから、それはむしろ幸運とも考えられます。
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