5年前に書きました拙書「その便秘こそ大腸ガンの黄信号」(祥伝社刊)にて、日本人女性にこんなにも便秘が増えたことを考えると、近い将来必ず大腸ガンが死因のトップに立つでしょうと予言しましたところ、去年の「国民生活の動向」で厚生労働省が女性のガンのなかで大腸ガンがトップに立ちました。
先日も「おやじギャル」という言葉を作った中尊寺ゆつこさんという漫画家さんがS状結腸癌で亡くなられたそうです。これからも身近な方でも増えていくことと思います。
人間が生まれて100万年ですがそのころすでにガンがあったと思われます。仏陀も大腸ガンだったといわれています。でもガンが増えて人間を苦しめ始めたのは高齢化が進んだここ数十年だと考えられます。その間、ガン研究は進み、その道程の半ばを過ぎたと言われています。数十年前は「ガン=死」のイメージでしたが、今は「ガン=生と死の半分半分」(場所と進行度によりまちまち)の感があります。将来(おそらく20~30年以内に)、ガンの治療法が確立され「ガン=生」となるでしょう。
ゴールは近いので、今死ぬのはもったいない。何とか治療法が発見されるその日まで、日常生活を摂生し、検診を進んで受けて生き延びていただきたいと言う気持ちで、私は日々、大腸癌検査をコツコツとやっております。
1年間にわたり、ご愛読いただきありがとうございました。
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