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第126話 罹災時の暖房を考える

1995年の阪神・淡路大震災から23年が経過しました。2011年の東日本大震災からは7年目を迎えます。

冬の日本列島は、日本海側に厳しく降り積もる雪の重みと、太平洋側では黒潮の大蛇行により浮き上がり気味になり左側に傾くそうです(地震予知研究家・長尾年恭教授の講演にて伺いました)。この浮き上がった太平洋側に、変動中のプレートが入り込み地震が起こりやすくなるそうです。

どちらにしましても、真冬の罹災は寒さが厳しく、食料の確保だけでは乗り越えることが難しくなります。そこで、大災害時の暖房について考えてみたいと思います。

【石油ストーブの素晴らしさ】

現代社会で最も便利な暖房エネルギーは電気でしょうか。最もパワフルなのがガス。灯油の買い増しや補給の面倒から石油ストーブは馴染みが薄くなりつつありました。
しかし近年、罹災時にエネルギーインフラが崩壊しても使用できる暖房エネルギーとして、新たに見直されているのが石油ストーブです(石油ファンヒータは電源を必要とする為、対象になりません)。
またキャンプマニアにも人気があり、楽しく使われている石油ストーブのブログを沢山拝見します。ストーブの天板にやかんを乗せてお湯を沸かしっぱなしにする光景は定番で、室内の加湿にも一役買っており、灯油自身燃焼過程で水分を発生しています。

【灯油の保管方法】

弊社でも非常用に石油ストーブを2基、未使用のまま保有しています。ここで悩ましいことは、燃料である灯油の保存方法です。灯油にも消費期限があり、厳密ではありませんが2シーズンは越さない方が良いと言われています。
黄色く変色してしまった灯油は使用しない方が良いようで、無理に使えばストーブの故障にも繋がりメーカーの保障対象にもなりません。灯油は紫外線に弱く、温まれば膨張しポリタンクが破裂する可能性があります。保管場所には気を付けてください。ポリタンク(ポリエチレン)も劣化する素材です。製造年月日を確認の上、5年を目途に買いなおしをお勧めします。

【残った灯油の廃棄方法】

1年目の11月に購入した灯油は、2年目を超えて3年目の4月に廃棄処分します。2シーズン(18か月)保管するという事ですね。
廃棄処分は購入先のガソリンスタンドに有償でお願いし、3年目の11月になりましたら、新しい灯油を再調達します。

【燃費と規則】

そして燃費を計算すると、20坪の事務所を24時間体制で1週間燃焼させるにはポリタンク4缶(72L)が必要な計算になります。個人的に、ガソリンや灯油を保管することには、消防法の規制やお住まいの市町村での火災予防条例があり、灯油用のポリ缶(18L)でしたら11缶がリミットになるようです(横浜市火災予防条例参照)。
また賃貸借している場合には、賃貸契約の中で石油ストーブの使用を禁止している場合がありますので、ご注意ください。

応用編で、ディーゼル車を所有している方が、車から軽油を抜き出し石油ストーブに使用してみると、有効に使用できるのか調べてみましたが、ストーブは直ぐに壊れてしまったようです。また逆に、余った灯油をディーゼル車に使用することですが、これは法律に違反していますので絶対に止めてください。

【灯油は水で消せない】

灯油による火災事故では、水による消火は出来ません。炎が拡大してしまいます。油火災に適した消火器をご用意ください。

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