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保険をもっとわかりやすく > 身近に感じる危機管理 > 第121話 ヤマカガシとヒアリ

第121話 ヤマカガシとヒアリ

筆者は、ヤマカカシ(山案山子)だと思っていました。
しかもアオダイショウと同じく無毒の蛇だと思っていました。

正しくはヤマカガシ。古い図鑑にも無毒と紹介されていたようですが、かなりの猛毒を持ち、現在(1973~)は有毒種として改められています。

ヤマカガシの毒性はマムシの約3倍、ハブの約10倍あり(wikipedia)、更に大変なことはマムシやハブと異なり血清が入手しにくく(群馬、新宿、三鷹の3か所にある)噛まれた蛇の種類が正確に分からないと正しく治療が施せないのです。先日、兵庫県で10歳の男児が噛まれて一時意識不明にまで重篤になりましたが、噛んだ蛇を捕まえてくれた友達はお手柄だったわけです。しかし、ヤマカガシと出会った場所は山の中ではなく、住宅地にある普通の公園でした。要するに、人が暮らす街中にも存在している事を認識してください。本来、田んぼや河川敷など水場に多く生息しています。

本来ヤマカガシは臆病で、人間を怖がり逃げて行きます。そしてヤマカガシから積極的に噛みついてくることは無い筈です。それでも不意に踏んでしまえば、ヤマカガシも危険を感じて噛みついてくるかもしれません。それでも厚手の衣服を身に付けていれば、毒牙が皮下にまで届かず難を逃れることが出来ます。(ヤマカガシの見分け方は、数あるHPをご参照ください)

■ヤマカガシ(wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A4%E3%83%9E%E……C%E3%82%B7

ヒアリは外来種であり、日本国内で繁殖すると脅威をもたらします。今回、神戸と品川で発見され、何とか国内進入は食い止められた様子ですが今後も予断は許しません。

ヒアリの困ることは、ハチならば通常は山林など人間との生息圏が異なりますが、ヒアリは農耕地や公園、住宅など人間との生活に紛れ込むことです。そして常に攻撃的であること。

ヒアリの見分け方も、詳しくは専用HPをご参照いただきたいのですが、此処では簡単に【大きさは2.5ミリ~6.5ミリでかなり小さい】と覚えてください。むやみにアリ塚を見かけると、殺虫剤を噴霧している光景を見かけますが、むやみに在来種を根絶させていることも悲しい出来事です。

夏休みに入り、自然と触れ合うことが多いと思いますが、正しい知識の元、自然界と融合出来たら素晴らしい思い出が作れることが出来ると思います。

■環境省(ヒアリに関する諸情報について)
http://www.env.go.jp/nature/dobutsu/fireant.html

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