朝晩すっかり過ごしやすくなり、日も短くなってきました。夕方5時を過ぎると、道も暗くなり愛犬との散歩に懐中電灯が欠かせません。
そんな夕暮れに、以前から気になっていたことがあります。学校帰りの子供たちの服装が暗く地味なために目立たないと感じていました。遊び盛りの子供に、白い服を選ぶことは有りえないかもしれませんが、如何せん暗すぎると思うのです。
交通事故総合分析センター(以後、イタルダと略します)の統計発表(平成27年)によりますと、年齢別の交通事故死傷者では“7歳が断然多く”、続いて高齢者の65歳から80歳位までに集中しています。
0~4歳■■■■■□1,132名
5~9歳■■■■■□□□□□■■■■■□□□□□■■■■4,853名
10~14歳■■■■■□□□□□■2,155名
15~19歳■■■■■□□□□□2,027名
20~24歳■■■■■□□□□□■■■2,729名
25~29歳■■■■■□□□□□■■■■■3,009名
30~34歳■■■■■□□□□□■■■■2,961名
35~39歳■■■■■□□□□□■■■■■□3,115名
40~44歳■■■■■□□□□□■■■■■□□3,440名
45~49歳■■■■■□□□□□■■■■■□□□3,468名
50~54歳■■■■■□□□□□■■■■■□3,263名
55~59歳■■■■■□□□□□■■■■■3,010名
60~64歳■■■■■□□□□□■■■■■□□□3,433名
65~69歳■■■■■□□□□□■■■■■□□□□□■4,137名
70~74歳■■■■■□□□□□■■■■■□□□□□■4,149名
75~79歳■■■■■□□□□□■■■■■□□□□□■■4,290名
80~84歳■■■■■□□□□□■■■■■□□3,412名
85歳以上■■■■■□□□□□■■■2,369名
7歳男子は飛び出しが多いようで(女児の2倍)、小学校入学と同時に親の同行から独立し、子供同士で過ごす時間帯に事故に巻き込まれることが多いようです。高齢者は「自分はまだ若い」との思い込みから、無理な道路横断、無謀な自転車運転なども推測されます。
交通事故の統計なので、車やバイク、自転車等にぶつけられるケースでの統計ですが、歩行者にもひとつ工夫が必要ではないでしょうか。もっと目立つ明るい色をどこか一か所でもよいですから施していただけないでしょうか。
1)(例えば)白いキャップを被らせる
2)反射板の縫い込まれた上着やリュックなど理想的です
3)夜の散歩などには、反射テープのタスキなどを利用する
自動車を運転する方ならばどなたでも経験があると思いますが、秋の夕暮れ時、道行く人が見えにくい時間帯があります。そして子供たちにとって、仲間との下校時間は楽しい時間。子供たちも話に夢中で近づいてくる自動車には気が付きにくいもの。働き盛りのお父さんたちも、スーツ姿に黒い傘では、自動車運転手からも発見が遅れます。どの年齢の方も、自己主張できる明るく目立つ服装を心がけてはいかがでしょうか。
■イタルダ 子供の歩行中の事故
http://www.itarda.or.jp/itardainfomation/info116.pdf
■7歳男子は一番交通事故に遭う・・・!?
https://itmama.jp/2016/09/11/133841/
▼ 関連記事 こちらもご覧下さい