平和な世の中に慣れてしまった生活。突然の災害・事件に対処できるのだろうか?

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身近に感じる危機管理

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平和な世の中に慣れてしまった生活。突然の災害・事件に対処できるのだろうか?

第103話 都内の交番は

交番同志の連絡網

「神奈川県にはあって、東京都の交番にないものって??」。
これは、とある都議の公式ブログに掲載されたタイトルそのままですが、クイズの正解は「パソコン」なんです。

きちんとした理由があるようですが、以下のようなことで不便を感じていたので、驚いた事と同時に不便さの謎が解けた次第です。しかし今の世の中、このシステムでは不便であり危険でもあると強く感じました。

例えば、TさんはA地点で落とし物の財布を取得。

しかし出勤途上でありA地点で交番に寄っている時間の余裕はない。

B地点である会社近くの交番に届け、遅刻は免れた。

この様な状態は、どなたにでも起こり得る事であり急ぐ事情は同じだと思います。

警察官もお財布くらいの取得物、迅速に本署連絡など致しません。交代時間までに事務的に行われて完了です。

財布を無くしたことに気が付いた落とし主は、記憶を頼りにA地点の交番を訪ねますが、A地点には届けられなかったので遺失物の届出書を受理して完了です。

ここまでお読みいただいて「でも、翌日には連絡が来るんだな」と、思っている方は正解です。

では“迷子”だったらどうなるのでしょうか。小さな子供さんばかりではなく、お年寄りの迷子も考えてみてください。夜の10時に小さな子供さんがひとりで交番の前を歩いていたら、さすがに警察官も声を掛けて保護するでしょう。しかし80歳くらいのお爺さんが夜の10時にひとりで歩いていても、何らかの情報が届いていない限り警察官は声を掛けないと思います。

此処に、パソコンを利用した一斉情報配信システムが必要なのです。現在、警視庁ではピーフォンなる携帯電話システムを利用しているようですが、地図と連動させて表示できるパソコン画面とは利便性がかなり違います。地方出身者も多くいる警視庁警察官にとって、地区を文字で説明されてもピンとこないでしょう。

しかしこれは現実なので、市民としての対策方法は“根気よく連絡をしてみる事”しかありません。

私の経験談は飼い犬の話しになりますが、警察署同志の管轄をはるかに越える範囲まで移動してしまうことで、なかなか見つかりません。友人宅ではお母様が徘徊の常連で、健脚なものですから予想を超えて遠くまで歩いてしまい、24時を過ぎての捜索は1度や2度ではないそうです。

“物”ではなく“人間”の捜索だったら、事件性も含めて一刻を争うことは必須です。

警視庁のシステムが「当てにならない」という意見ではありません。タイムラグが生じていることを認識し、警察には根気よく何回でも聞き直す必要がある。という意見ですのでご理解ください。

■神奈川県にはあって、東京都の交番にないものって??(2014年3月7日)
http://otokitashun.com/blog/togikai/2714/
東京都議会議員(北区選出)『おときた駿」公式HPより

■交番の地図が、いまだにでっかい紙の理由(2010年12月14日 10時00分)
http://www.excite.co.jp/News/bit/E1291855601139.html

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