平和な世の中に慣れてしまった生活。突然の災害・事件に対処できるのだろうか?

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平和な世の中に慣れてしまった生活。突然の災害・事件に対処できるのだろうか?

保険をもっとわかりやすく > 身近に感じる危機管理 > 第98話 車いす利用者の救助

第98話 車いす利用者の救助

厚労省による“共生社会”創生により、車いす利用者と同じ職場で働く機会が増えてきました(平成25年から障害者雇用率2%義務化)。

車いすの軽量化や電動化と製造技術が飛躍的に進歩したことも社会進出の大きな要因になっているでしょう。

この様に理想的な共生社会が育成されようとしておりますが、いざ大規模災害時にはどの様に救済したらよいでしょうか。

1階に勤務しているならば心配はありませんが、高層階から避難する場合を想定してみてください。エレベーターは全て止まってしまいます。階段を降りるしかありません。

 

1)4人掛かりで、車いすを持ち上げ後ろ向きに階段を降りる。
http://homepage1.nifty.com/furutaki/kurumaisu/kuru……-kdak.html
(飛騨インターネット福祉研究会HPより)

上記1)を奨励しているマニュアル写真がありますが、車いすは空席であり、此処に70㎏の体重が加わればあまり現実的ではありません。

であれば、この写真のように固定式椅子に乗せかえ、ふたり掛かりで階段を降りる方が賢明でしょう。
固定椅子

画像出典:神戸市消防局資料 www.city.kobe.lg.jp/safety/fire/bokomi/manual.pdf

 

2)担架に乗せ換え、二人ががりで階段を降りる方法が一番実用的だと思われます。しかし、狭い非常階段をターンしながら降ろすことは少々困難ではあると思います。

そこで担架が無くても毛布で担架の代わりを作ることができます。毛布担架

画像出典:神戸市消防局資料 www.city.kobe.lg.jp/safety/fire/bokomi/manual.pdf

 

3)ひとりが固定式椅子(折り畳み式はNG)を背中にしょって、椅子に後ろ向きに座らせ、ふたり掛かりで階段を降りる。

上記3)が、迅速かつ小回りも効く方法です。理想を言えば、山登りに使われる“背負子(しょいこ)”が用意されていれば更に完璧で、背負う人の両手も空くのでより安全です。

■障害者法定雇用率
http://www.mhlw.go.jp/bunya/koyou/shougaisha/dl/120620_1.pdf

 

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