死に至ることさえあり得る熱中症。仕事中でもプライベートでも、身近なリスクとして対応したいものです。
先ず、年齢や性別は関係なく発症します。お年寄りや子どもに起きやすいと思われていますが、救急搬送の約4割が18歳以上の成人です。
ボートダイビングの復路。エアコンの効かない船内で、撮影機材の手入れやお気に入りショットの編集を始めているうちに、十分な水分補給も行わないで集中していると脱水症状が始まり、自律神経がコントロール出来なくなった時には、自分では改善できなくなっています。
特に本年度の沖縄は、すでに昨年の2倍救急搬送されています。
■総務省消防庁 都道府県別熱中症による救急搬送人員数
http://www.fdma.go.jp/neuter/topics/fieldList9_2.html
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【予防方法】
1)上記メルマガ「知って得する 身体の歪み」の通り“水”が大切
2)閉め切った屋内で、エアコンが無い環境では要注意。
3)体調を整える。二日酔いや寝不足、下痢なども脱水症状に成り易い。
4)炎天下で長時間の屋外活動は避ける。
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予防に失敗すると、体温調整機能が失われ、気づいた時には体温調節が利かなくなり体内に熱がこもってしまい熱中症に陥ってしまいます。
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【対処方法】
5)事前に、救急病院のリストを作成
「意識障害・激しい頭痛や吐き気、40度近い高熱などがありますか」
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6)迷わず救急車を要請。自家用車で搬送していては一般診察になり、順番を待つために手遅れになりかねません。
7)まずは風通しのよい室内に移動し、水分補給を。
8)瞬間冷却パックで“動脈”を冷やす(首筋や脇の下、足の付け根等)
■環境省 熱中症の対処方法
http://www.wbgt.env.go.jp/heatstroke_checksheet.php
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職場の環境責任者やダイビングインストラクターにとって、暑さ指数を日々掌握しておくことは大切な要素です。環境省熱中症予防情報サイトを利用すると、離れた職場の暑さ指数も管理できるので下記を活用されてはいかがでしょうか。
●パソコン
http://www.wbgt.env.go.jp/
●スマートフォン
http://www.wbgt.env.go.jp/sp/
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