さあ、いよいよ待望のゴールデンウィークですね。長期ご旅行を計画中の皆様、留守宅のセキュリティは万全ですか。
侵入窃盗とは、俗に言う“空き巣”のことですね。
実は空き巣による被害は全国的にも平成15年以降減り続けています。
しかし最近は、ひとり暮らしのお年寄りをめがけて凶悪な犯行に及ぶ手口が目に付きます。こうなると“居空き(いあき)”と呼びます。
都内の侵入窃盗認知件数を参照しますと、空き巣の2,836件を始め
家を空ける事由にはいろいろありますが、
1)日々、職場へ出勤
2)旅行、買い物や遊びに
3)入院生活
などが主な理由でしょうか。
外出時には、皆さんひと工夫していらっしゃると思いますが、以下の事は注意しているでしょうか。
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■戸建ての“ドアがスキだらけ”な場合
ダブルロック(鍵が二つ付いている)の素敵なデザインドアなのですが、ガラスの位置が悪い例を多く見かけます。
そのガラスを割れば、腕を入れて内側から簡単に鍵を開けることができます。折角のダブルロックも訳なく侵入できてしまいます。
このケースの対処方法は、ドアを交換するのではなく内側も鍵で開けるように改造してもらえば安心できます。出る時に面倒かもしれませんがドアを買い換えるよりも経済的です。
■マンションの“ベランダがスキだらけ”な場合
駅前で4階建てくらいのマンションが危ないようです
世帯全員が働きに出る、またはひとり暮らしが多く暮らす“階”は、犯人に観察されています。
朝9時も過ぎれば、そのフロアー全世帯が出かけてしまい仕事がしやすくなるわけです。
マンションのドアは突破しにくいのですが、ピッキングが可能ですしやはりダブルロックは必要です。
しかしほとんどのケース、電柱や隣のビルから伝って侵入してきます。
ひとたびベランダに降り立ったら、部屋に入ることは簡単。その部屋での仕事を終えるとベランダ伝いに次々隣の部屋に侵入して行きます。
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ご自分の住まいだけに止まらず、ご実家の建物もチェックしてあげてください。金品の盗難も痛い思いをしますが、命まで奪われることは取り返しがつきません。
最近の犯行は、非道にも弱者のひとり暮らしを狙っています。
多分、年金支給日や金融機関で生活費を下ろしている姿を目撃され後を付けられているのでしょう。
窓口で名前を呼ぶのは危険なので、他の方法にするべきなのですが。
皆さんも、長期旅行に出かける話は親しい人だけに留めておく方が賢明かと思います。
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