平和な世の中に慣れてしまった生活。突然の災害・事件に対処できるのだろうか?

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第86話 受粉の危機は、食生活の危機

ヒョウモンダコどころかヒトスジシマカ、今日はセアカゴケグモ。

虫たちも、越冬のプログラムを考えれば交通手段の発達した現代、あらゆる方法で我々の身近に移動してくることは否めないでしょう。

罹患し発症した方々には本当にお気の毒ですが、自治体の対策としてもう少し生物との共存を考慮した方法はなかったのでしょうか。

来年の代々木公園ではセミの鳴き声も聞かれなくなるかもしれません。

我々が食する食物の受粉は虫たちによって行われており、3分の1から2はミツバチが担い、残りは蚊や蠅などが受け持っているのです。
(ヒトスジシマカも普段は花の蜜を食し、雄は吸血しません)

個人の室内で、防虫など設置することは悪くないでしょう。
小さな子供さんやお年寄りには防虫対策もしかるべきだと思います。

しかし、今回のように一網打尽で解決ってどうなのでしょうか。

今年は残暑がなく既に涼しくなっていますから、しばらく公園使用を制限したり、各々が長袖を着用するなどもう少し生き物に優しく配慮した方法もあったと思います。

防虫対策の成功例で有名なのが、ディズニーランドとディズニーシー。
防虫剤などを用いず、徹底的に水質管理を施しているだけだそうです。

中国は文化大革命時代にスズメを撲滅させた為に昆虫が異常発生し、今度は徹底的に殺虫剤を撒きミツバチが全滅。今でも一部の地方ではミツバチが復活せず農家の人々はコツコツと自家受粉(人工的な受粉)で栽培しているのです。

日本の高齢化した農家では、自家受粉は到底無理な方法です。

わが日本でも、他家受粉(自然な受粉)の危機は迫っているのです。

物理学者のアインシュタインは、
「地上からミツバチが絶滅したら人類も4年で滅びる」と言っています。

■くにたちあぐりッポ
http://kunitachi-agri.jp/

■ミツバチの大地
http://www.cine.co.jp/mitsubachi_daichi/

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