愛知県の渥美半島では、サーフィンを楽しんでいた男性がサメに襲われ、重症を負う被害がありました。
一説には、ウエットスーツを着てパドリングしている姿がウミガメに良く似ているのでは。この浜はウミガメの産卵でも有名なところです。
7月~8月は、海に生息する危険生物による被害も増えてきます。
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●オニヒトデ、ガンガゼ等・・・棘皮動物(きょくひどうぶつ)
●オコゼ、ウツボ、ミノカサゴ等・・・魚
●ハブクラゲ、カツオノエボシ・イラモ等・刺胞動物
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“刺胞”って、どのような仕組みで人間に攻撃してくるのでしょうか。
Wikipediaによると、刺胞は、刺胞動物が持つ毒針。
袋状になっており、刺激を受けると袋を反転させながら刺糸をはじきだす。
と、ありますが良くわかりません。うまく想像できませんね。
そこで、クラゲの刺胞攻撃をイラスト化した図鑑を見つけてきました。
(クラゲのふしぎ jfish著 技術評論社より引用させていただきました)
こんなに複雑な攻撃を、わずか0.3秒でやってのける刺胞動物クラゲ。
◆「ハブクラゲ」は、6月から8月ごろまで主に沖縄で発生。
◆「カツオノエボシ」は、初がつおが珍重される頃、本州の太平洋沿岸にやってきます。移動能力はなく、風に吹き流されて移動しますので、海風の吹いているときは、遭遇する可能性が大きくなります。
◆「イラモ」は1年中生息し、海藻のようにも見えたり、サンゴのようにも見えます。主に、紀伊半島・串本から南は沖縄あたりに分布。
きれいなエビを被写体に、夢中で追っかけているとうっかり「イラモ」に触ってしまうことがあります。
「イラモ」は、近づくだけでも被害に逢うことがあります。人が近づく水流などにより体の一部がちぎれ、刺胞がばらまかれるので要注意。
被害に逢うと写真のような水疱ができ、痛みが治まるまで10日以上かかるようです。
(沖縄本部町 伊江島・水納島・瀬底島のダイビング情報HP引用)
刺胞の攻撃方法にも、
貫通刺胞(かんつうしほう)
捲着刺胞(けんちゃくしほう)
粘着刺胞(ねんちゃくしほう)など、それぞれ異なりますが、詳しくは
専用ページをご参照ください。
サンゴも刺胞動物の仲間に分類されますが、危険ではありません。
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■治療方法
敢えて治療方法には触れませんが被害に逢わないようご注意ください。
万が一、被害に逢った時には病院へ行くようにしましょう。
そして、通院実日数は「ダイバーズ保険」の対象になります。
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