先月の記事だけでは、とても説明できなかったので続きます。
年が明けて、学校給食が始まったとたんに浜松の小学校では集団ノロ中毒が発生。原因は究明されましたが、給食用のパンが原因とは驚きです。
ノロの怖さは、保菌者に自覚がなく、立場によってはウイルスを拡散させてしまうことでしょう。
ノロウイルスは、人間の腸内だけで増殖します。
そして回復し抗体ができたと思っても、またすぐに消えてしまうのでシーズン中に何度でも罹患する可能性があります。
家族内で時期をずらしながら、うつしあっている可能性もあります。
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●屋外を掃除していて、嘔吐物を発見したら“100%ノロ”と判断して対処し、清掃に使用したほうき等は、全て使い捨ててください。
これを同じ場所に掛けておいたりすると、拡散の原因になります。
そして、破棄の方法はビニール袋にいれて厳重に封をします。
この時に、次亜塩素酸ナトリウムを充分に掛けることもお忘れなく。
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●屋内で嘔吐している場面に遭遇したら、エアコンを停止させる。
家庭内でも職場でも、エアコンや空気清浄器はスグに停止させ、拡散感染源をとどめ、清掃に専念。
できれば、エアコンフィルターも消毒を含めて清掃すること。
食器を使用していれば、すべて消毒しトイレのドアノブなども、消毒しましょう。
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●屋内でエアコンを制御できない場合には。
ホテルの宴会場などでは、勝手にエアコンを消すことはできません。
適切に退去するしかないのですが、別の宴会場で発生していたら、事態を知ることができず吸引してしまうことになります。
普段から体調を整え、宴会に参加した後は“保菌している”と仮想して、自分は発症しないかもしれないが“この菌を拡散させない”という意識を常に持ち、手洗いなどを励行するしかありません。
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●トイレのドアノブ
自分だけでなく皆が使用する場所なので、感染元になると思って充分に手を洗い、ドアノブ使用もひと工夫しましょう。
シーズン中は、ペーパータオルがあるとありがたいですね。
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