運動中のみならず、日常生活に欠かせないモノとなったミネラルウォーター。
我が国は、水道水の品質が世界的に優れているにも係わらず、色々な使われ方をしています。
それは、生体にとって欠かせないミネラルを人の体内では生成できないため、毎日の食事や水分から摂取するしか方法が無いからではないでしょうか。ミネラルウォーターから摂取できれば効率的です。
(最近評判のよい東京水道水やサーバーサービスによるピュアウォーターでは、濾過されすぎていてミネラルなどの成分は含まれていません)
■2008/03/20 メルマガ ほけんのABC“健康編”ご参照
http://archive.mag2.com/0000238707/20080320071000000.html
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では、硬水と軟水ってどの様に違い、効果も異なるのでしょうか。
WHOでは、硬度が120mg/L以上を「硬水」以下を「軟水」と基準。
●硬水で有名なミネラルウォーター
コントレックス 1468mg/L
ゲロルシュタイナー 1310mg/L
ボルセック 1237mg/L
サンペレグリノ 734mg/L
ペリエ 382mg/L
ヴィッテル 315mg/L
エビアン 304mg/L
●国内のミネラルウォーターは、ほとんど30mg/L前後の軟水です。
サントリー天然水 20~80mg/L(採水地によって異なる)
い・ろ・は・す 29~44mg/L
六甲のおいしい水 32mg/L
富士山のバナジウム天然水 29mg/L
財宝温泉 4mg/L
●硬水の効用
硬水は、なだらかな地形の地下をゆっくりと流れて精製されて来るためカルシウムイオンやマグネシウムイオンを多く含んでいますが、ミネラルの作用でタンパク質が固まり、旨味が引き出せません。
そのため欧州では、煮込み料理文化が発達したとも言われています。
●軟水の効用
逆に、出汁をとるには軟水でなければならず、素材の味を引き出すことができます。
この辺から、薄味の日本食文化が生まれてきたのではないでしょうか。
国内のミネラルウォーターの殆どが軟水なのは、日本の地形は急な山が多く、地中での対流年数が短いため硬度が低くなりました。
●硬水の健康被害
1)お腹を壊す
害はありませんが、
日本国内で話題になることは、硬水の硬さによりお腹を壊しやすいこと。硫酸マグネシウムにより、下痢をしやすくなるようです。
2)妊婦と胎児
また妊婦のミネラル不足から、硬水をすすめる意見があるが、胎児には負担が大きいようです。
3)乳児
水道水への不信から、粉ミルク用にミネラルウォーターを使うご家庭が多くなりました。
粉ミルクは軟水で作ることを前提に製造されています。
硬水(中硬水も不可)を使うと腎臓に負担がかかる可能性があるので使わない様に呼びかけています。(ピュアウォーターも可)
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