日本列島を縦断した大型台風18号は、あらゆる猛威を見せ、8月30日に運用開始されたばかりの「特別警報」を早速発動させました。
台風による被害に遭われた方々には、心よりお見舞い申し上げます。
さて「特別警報」って、どのようなシステムなのでしょうか。
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■気象庁 「特別警報」とは
「特別警報」が発表されたら、ただちに命を守る行動をとってください。
http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/tokubetsu-keiho/
★★★★★ 特別警報 ★★★★★
☆☆☆ 警報 ☆☆☆
▲ 注意報 ▲
と、三段階になっただけですが、
私でしたら▲ 注意報 ▲の段階で、充分に注意して当日の行動範囲を工夫します。
★★★★★ 特別警報 ★★★★★が発令されたときに、
その放送を受信できる場所に存在する事自体が危険なのです。
もちろんやむを得ず自宅待機される事も理解できますが。
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「特別警報」には2つのパターン
【大雨・暴風・高潮・波浪・大雪・暴風雪】
警報の基準をはるかに超える危険度の高いものを「○○特別警報」とし発表
【地震・津波・噴火】
危険度の高いものを「特別警報」と位置付け(名称の変更なし)
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住民の反応(9月16日)
京都市では桂川の氾濫を予想し「特別警報」を発表。住民約27万人に避難指示を出したが避難所へ移ったのはわずか2,498人。1%弱。
※『洪水』は、全国約400の河川において指定河川洪水予報を発表しているため、特別警報の設定なし。(政府広報より)
現地で、どの様な表現で「○○特別警報」と発表したのか不明ですが、もし「大雨特別警報」(規則上、その様な表現になる)であれば、住民の皆さんも「川が氾濫する!」と推測しにくかったかもしれません。
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最後に一言、言わせていただきたいと思います。
平素から、情報だけに頼らず危機を推測できるように心がけませんか。
小さな事では、折りたたみ傘。コンパクトな良い物が売られています。
そして家族みんなで避難場所を考え、打ち合わせておきましょう。
(食料や水、衣服の事まで考えると決まらなくなる。場所だけ考える)
家周りの排水溝を、掃き掃除をするだけでも心がけが変わるのでは。
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