ライフベスト・救命胴衣などとも呼ばれ、大型船舶や航空機に常備されていましたが、昨今は小型船舶や沖釣り、ハンググライダー等でも使用を強く奨励されています。
以前は国の機関が基準値を定め、サクラマークを付与したデザイン的には画一化したものしかありませんでした。
しかし、おしゃれなフィッシングが流行り始めた影響か、デザイン的にも様々な物が選べるようになり、子供用にも種類が豊富になり、犬用のライフジャケット(以後、LJと略す)もよく見かけるようになりました。
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● 種類 大きく分けて2種類
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1)固型式
基本的なデザインで、浮力材を使用して最初から膨らんでいる。
2)膨張式
平常時はコンパクトに折りたたまれていて、工事作業者やアクティブレジャーから支持が多い。
非常時には、内蔵されたボンベにより瞬間膨張させる。
膨張システムには、自動式と手動式がある。
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● 装着デザイン 大きく分けて2種類
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3)首掛式
暑苦しく、邪魔に感じるかもしれないが、後頭部をも持ち上げるので、意識不明で落水したときには確実に気道が確保できる。
膨張システムには、固定式の他に自動式と手動式がある。
4)ベルト式
ベルト型とポーチ型があり、見た目にも目立たないので、個人的に所有したい方には便利です。
膨張システムには、自動式と手動式がある。
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● ライフジャケットが有っても安全なわけではない
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5)浮力について国の基準では7.5キロのおもりをつけて24時間浮いていられるようにと定められていますが理想は体重の10%の浮力。
体重オーバーの方はあまり長くは浮いていられない事になります。
6)子供さんには、サイズの合った物を選んであげてください。
波や川の流れで下から身体がすり抜けてしまいますので、股下にも必ずベルトを通してください。
7)LJを着ていても助からないケースには、体温低下症が殆どで夏の海でも水温は25℃を超えません。
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● ライフジャケットのメリット
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8)LJを着ていてくれれば、船に引き上げるときも掴みやすく、目立つ色ならばとても発見しやすいです。
9)更に笛(大抵一緒に装着されている)や、防水ライトも有ると良いですが、携帯電話(防水処理してくださいね)が大変有効です。
10)予算は、実売価格1万円以内で充分な性能の物が購入できます。
■ライフジャケット種類
http://www.aquabeach.jp/SHOP/257510/list.html
■種類ごとに動画で
http://www.lifejacket.jp/movie.html
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