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保険をもっとわかりやすく > 身近に感じる危機管理 > 第30話 免許証の偽造・紛失・盗難

第30話 免許証の偽造・紛失・盗難

先月に続けて、今月の「偽造」は自動車の運転免許証について。

■運転免許証を偽造する、主な目的

1)お金(複数の業者から、借りられるようです)

2)運転したい(免許停止中や無免許のため)

3)銀行口座の開設(振り込め詐欺やオークション詐欺などに利用)

4)携帯電話の契約(振り込め詐欺などに利用)

■偽造運転免許証の入手方法

3)ネットで購入

4)盗んだり、拾ったりしたものを改ざんする

■気をつけたい被害

5)何と言っても、上記4)による被害が多いですね。
あなたに成り済まし、お金を借りまくられます。

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免許証を紛失した方の手記

通勤途中に免許証を落としてしまいました。その免許証を第三者に不正に身分証明として使われてしまい、携帯電話・銀行口座・クレジットカードなどが契約されてしまいました。

http://www.securitynet.jp/ginkou/taiken/yokin4.htm
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6)犯人が違反したのに、あなたに行政処分が来るかもしれません。

7)振り込め詐欺の首謀者が、あなたになって捜査手配される。

◆防ぐ方法

8)盗まれないように、気を付けること。

海外渡航など長期に不在にする場合、実家などに預け、厳重に保管するか、お持ちになった方が良いでしょう。

9)紛失や盗難に気がついたら、1分でも早く、近くの交番へ届を出しましょう。

盗んだ犯人も、速攻であなたに成り済ましお金を借りに行きます。

顔があなたに似ていたら、偽造の手間もなく引き出せるかもしれません。

もし、紛失や盗難に気が付きながら所轄への届け出を怠り放置したうえで、以下のような被害が発生したら誰に責任が及ぶのでしょうか。

犯人は、住民票を勝手に移動したうえで銀行口座を開設し、運転免許証も紛失届を出し、犯人の写真で再交付受け、携帯電話をたくさん契約し転売。

クレジットカードも契約し放題、サラ金にも行かれ、挙句の果てに振り込め詐欺の受取用口座を開設され次の被害が。

◆まとめ

紛失や盗難に遭ったことを、速やかに各所轄に届け出ておけば、万が一、紛失した免許証を使用してサラ金からお金を借りまくられ返済を迫られても、あなたがサラ金と契約したわけではないので、返済義務は生じません。

■悪用が心配される運転免許証の紛失 国民生活センターより
http://www.kokusen.go.jp/jirei/data/200505_1.html

しかし完璧ではありませんので、さまざまな個人信用情報機関にも登録し「本人申告制度」を利用することをお勧めします。

■ 本人申告制度とは?
http://203.180.136.13/rgyoumu/gy11_howto.html

そして住民票の移動停止も登録できます。

平成19年から徐々に全国で免許証のIC化が進んでおり、偽造も難しくなっています。

■ICカード免許証 警視庁HPより
http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/menkyo/menkyo/ic/ic.htm

■免許証を紛失した場合 警察庁HPより
http://www.npa.go.jp/koutsuu/license_renewal/japan……た場合

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