この夏、バーベキューでの事故。実話です。(以後BBQと略す)
炭の火付きが思わしくなく、着火剤の代わりにガソリンを掛けようとしたが、勢い余って向かい側にいた女性の胸あたりにも掛けてしまい炭から引火して女性は顔面まで大やけどを負ってしまった。
以前から気になっていたのですが、夏のキャンプファイヤーやBBQ、冬はたき火等で楽しみ方に危機が潜んでいると。
着火剤や助燃剤も使い方要注意なのですが、本件にて酷い事はガソリンを蒔こうとしたことですね。
ガソリンの引火性も理解していませんが、炭の扱いもわかっていなかったのでしょう。
詳しくは、以下バーベキューのマナーを参照いただきたいのですが、真冬の炭と夏場の炭は同じ品物でも火付きはかなり異なります。なぜならば、乾燥した冬は炭の火付きも良いのですが、湿気の強い夏場は炭の火付きも悪く最初はなかなか真っ赤になってくれません。
ましてやいきなり備長炭などを使えば、まず火が付かないでしょう。
最初は枯れた材木等で炎にして、BBQ用の炭をオキの状態まで燃やし、充分なコンディションになったら部分的に備長炭を足していきオキになったらBBQの具を網に乗せ、この具からしたたり落ちる油で又、備長炭がよく燃え、この煙で具も燻されうま味が増す訳です。
話を戻しましょう。
他には、衣服などにも問題が潜んでいます。
特に冬場のフリースジャケットなどは要注意。
引火性も高く、一度引火してしまったら、周りの仲間が消そうとしても中々消えません。重度の火傷に至ってしまいます。
ウエットスーツも気をつけてください。
本当にBBQって、楽しくて美味しいですよね。
炭使いを学び、マナーを守って、BBQ名人になりましょう。
■バーベキューのマナー
http://www.jbbqa.org/bbq_master/bbq_manner.htm
■助燃剤は火をつける前に(多摩消防署予防課)
http://www.tamatimes.co.jp/article/2628
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