最近、ダイビングを終えて寄港する船での事故が目立ちました。
海外では日本のような厳しい船検制度があまりありません。簡単に船体放棄しなければならないコンディションの船も珍しくないです。
ライフジャケット(以後LJと略す)の着用を強く提案します。
せめて、船内の何所にLJが保管されているか説明を求めるべきです。
LJの活用方法は、自分の身を助けるだけではありません。
あなたのパートナーがボートから落水した時、すぐにご自分のLJを海に投げ入れ、更に水に浮くものなら何でも投げ込んでください。
ペットボトル・衣類・サンダルから船のフェンダーやクッション等。
海に落ちた落水者を、現場に戻って見つけだすのはかなり難しい事。
目立つ物が多く浮かんでいることは早期救助の可能性が高まります。
そして、海外ではレスキュー無線(VHF)が発達しています。
その国でのエマージェンシーダイヤルを教えてもらうことも、必須。
いつも船長頼りでは、いけません。事故になれば船長も慌てています。
行き帰りの天候や潮汐等も頭に入れて乗船することも役立ちます。
船舶の国際法規は、「すべての船は常に他の船を避けられる様に」となっています。いつ航行不能の船がぶつかってくるか判らないのが海の法規です。陸上とは全く違う習慣を理解しておいてください。
例)アンカリング中のダイビング船にも、航行不能船に対して回避義務があり、衝突すれば50%ずつの過失を分け合うことになります。
■第四管区 海上保安本部HPより
http://www.kaiho.mlit.go.jp/04kanku/marine/jiko/yacht.html
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